3Dプリンタでサイズ違いを解決

エアコンパネル

エアコン風量の制御を変更するため、セレクタ(OFF/1・2・3)からポテンショメータ(可変抵抗器)に置き換えをしたい。※制御部を今開発中です。あらためて記事にします。

フロー

ポテンショメータの軸を加工する

すき間ができるので3D用CADで部品を設計をする

3Dプリンタで出力する
フィッティングをして確認する

ポテンショメータの軸の加工

違い
ポテンショメータ(軸は加工途中)とセレクタ

左が新規に調達したポテンショメータで右がEliseに最初からついているセレクタです。写真の通り軸の長さが違い、円の切り欠きが左の方が太いです。そのためポテンショメータの軸をヤスリ掛けして金切鋸で切断します。

ヤスリ掛け
ヤスリを掛けて細くする
金切鋸
金切鋸で短く切断
後比較
左のポテンショメータ加工後比較 いい感じ

すき間を埋める部品を3D CADで設計する

エアコンパネル側の穴の大きさと比べて、ポテンショメータの取付ねじ部の方が細いためノギスで図って設計します。Elise側は出来るだけ加工をせず元に戻すことが可能なように配慮していきます。

Design Spark Mechanicalで設計する

3D CADソフトはアールエスコンポーネンツ社が提供している無料のDesign Spark Mechanicalを使用します。DSMとかDSMech等と省略して呼ばれたりします。以前から同社が提供の電子回路基板設計用のDesign Spark PCBを使用していたので連携も考えて採用しました。リンクを貼っておきます。

DSMech
取付部のすき間うめ ふたつあるのは四角い部分の厚みの違いです。
(同時に作成してしっくり合う方を使う)

設計し終えたら.stlという拡張子のファイル名で保存します。

CHITUBOXで変換する

そしてそのファイルをCHITUBOXというスライサーソフトで読み込みます。このソフトは私が購入したElegoo社の 『Mars Pro』 3Dプリンタに標準で付いてくるソフトです。

Mars Pro
Elegoo社のMars Pro
chitubox
CHITUBOX Ver.1.8.1

Mars Proを2021年4月末に購入したのですが添付されていたCHITUBOXのバージョンが古くプロファイルにMars Proが見当たらなかったため最新版をダウンロードしました。こちらのソフトも無料です。サイトのリンクを貼っておきます。Download Nowのボタンに進んでください。

3Dプリンタで出力する

CHITUBOXで拡張子.ctbで保存してUSBメモリにコピーします。そのUSBメモリをElegoo Mars Proの前面のUSBポートで読み取りタッチパネル操作で印刷します。Elegoo社は電子回路教育系の開発販売をしていて、以前にArduino Unoの互換基板を購入したことがあり馴染みがあったのと、消耗品各種が安く入手できるので安心です。

※製品のレビューはまたの機会に紹介します

出力部品
出力したオリジナル部品

フィッティング確認

画像をご覧ください。

ポテンショメータ
ポテンショメータとオリジナル部品
エアコン
エアコンパネルとポテンショメータ

いかがでしたでしょうか。モノづくりではちょっとした部品があることで、フィッティングが上手くいき完成度がぐっと上がりますよね。まだ制御部については開発途上ですのでお待たせしてしまいますがご期待ください。

最後まで見ていただきありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。

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