エアコン風量の制御を変更するため、セレクタ(OFF/1・2・3)からポテンショメータ(可変抵抗器)に置き換えをしたい。※制御部を今開発中です。あらためて記事にします。
フロー
ポテンショメータの軸の加工
左が新規に調達したポテンショメータで右がEliseに最初からついているセレクタです。写真の通り軸の長さが違い、円の切り欠きが左の方が太いです。そのためポテンショメータの軸をヤスリ掛けして金切鋸で切断します。
すき間を埋める部品を3D CADで設計する
エアコンパネル側の穴の大きさと比べて、ポテンショメータの取付ねじ部の方が細いためノギスで図って設計します。Elise側は出来るだけ加工をせず元に戻すことが可能なように配慮していきます。
Design Spark Mechanicalで設計する
3D CADソフトはアールエスコンポーネンツ社が提供している無料のDesign Spark Mechanicalを使用します。DSMとかDSMech等と省略して呼ばれたりします。以前から同社が提供の電子回路基板設計用のDesign Spark PCBを使用していたので連携も考えて採用しました。リンクを貼っておきます。
設計し終えたら.stlという拡張子のファイル名で保存します。
CHITUBOXで変換する
そしてそのファイルをCHITUBOXというスライサーソフトで読み込みます。このソフトは私が購入したElegoo社の 『Mars Pro』 3Dプリンタに標準で付いてくるソフトです。
Mars Proを2021年4月末に購入したのですが添付されていたCHITUBOXのバージョンが古くプロファイルにMars Proが見当たらなかったため最新版をダウンロードしました。こちらのソフトも無料です。サイトのリンクを貼っておきます。Download Nowのボタンに進んでください。
3Dプリンタで出力する
CHITUBOXで拡張子.ctbで保存してUSBメモリにコピーします。そのUSBメモリをElegoo Mars Proの前面のUSBポートで読み取りタッチパネル操作で印刷します。Elegoo社は電子回路教育系の開発販売をしていて、以前にArduino Unoの互換基板を購入したことがあり馴染みがあったのと、消耗品各種が安く入手できるので安心です。
※製品のレビューはまたの機会に紹介します
フィッティング確認
画像をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。モノづくりではちょっとした部品があることで、フィッティングが上手くいき完成度がぐっと上がりますよね。まだ制御部については開発途上ですのでお待たせしてしまいますがご期待ください。
最後まで見ていただきありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。